JR東海313系5000番台

JR東海で一番よく見かける313系。最新仕様である5000番台を詳しく解説していきます。

前照灯はクリアな白色、行先表示がフルカラーLEDとなっています。前面は1000番台や2000番台を踏襲しています。


こちらは増備型の4次車。外観上は3次車と変化はありませんが、5300番台は車体間ダンパが廃止されました。


静岡・名古屋エリアの新快速のほとんどがこの系列で運転されています。最高速度は120q/hで設定されています。


5300番台は2両から編成が組めるため、快速や普通など幅広い運用で活躍しております。


車番は最新系列でありながらも字体は国鉄書体です。各地の新車導入で今や見る機会が減る一方の中での採用し続けているのはここぐらいです。


車内は0番台とは違い、車端部の座席も含めて全座席が転換可能な座席となっています。JR西の223系のような補助いすは設けられていません。


ドア付近の危険を示す黄色のテープはよく目立ちます。最近はこのような車両が増えてきました。


車内LEDはすべてのドア上にありますが、日本語での表示が多く英語案内はかなり省略されています。


世紀末から2013年まで製造されており、武豊線電化に伴ってさらに新製されることになりますので製造期間は10年以上とJR東海車両では最長となる見込みです。


トイレも大型の扉で中も十分にゆとりがあり、車いすでも十分な広さを確保しておりバリアフリー化が図られています。


トイレと汚物処理装置はクハ312形にあります。車体間ダンパも特徴的です。このおかげで車端部の座席に座っても乗り心地は良好です。


動力台車C-DT63B。5000番台のモハ312形とクモハ313形はすべてこの台車を装備します。また全台車にヨーダンパが取り付けられています。


こちらは付随台車C-TR251A。動力台車と同様、揺れ防止対策のためにヨーダンパが取り付けられています。


優先席の部分はつり革がオレンジ色になっています。225系ほど太くて派手なものではなく、たんにオレンジ色に塗っただけの簡単なものです。

今やJR東海を利用すると絶対と言ってもいいぐらいどこでも見かける313系。同じように見えても細かな違いを発見する楽しみがあると思います。
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