さよなら 東急東横線渋谷駅

2013年3月16日から始まった東急東横線と東京メトロ副都心線との直通運転。東横線にもまた新しい風が吹き始めましたが、その一方ではなくなってしまった物もあります。
ここでは見納めとなったカマボコ屋根の渋谷駅を中心に紹介していきたいと思います。写真はすべて2013年3月11日に撮影。

カマボコ屋根の渋谷駅。長年親しまれてきましたが、これを機にお別れです。さみしい限りですが利便性向上のためなら仕方ないと思います。
渋谷ヒカリエ連絡橋より撮影。

賑わいを見せる改札口。この日は平日の昼間であったにもかかわらず、最後の活躍を見に来ようとたくさんのファンが詰めかけていました。


コンコースに掲示されているディスプレイはとても斬新なものでした。渋谷駅は東急百貨店と直結していたので、買い物帰りには絶対に目に入るものでした。


渋谷駅に停車する5050系たち。5050系が地上の渋谷駅に乗り入れたのは10年ほどでした。


カマボコ屋根の渋谷駅をプラットホーム側から見た物です。半世紀以上、東京の通勤客を見守ってきました。


屋根の広告も別れを告げる広告ばかりで自分も涙しそうなぐらいでした。鋼製車両の初代5000系「青ガエル」もこの渋谷駅に来たことがあるぐらいの歴史に閉幕です。


渋谷駅の駅名票と5050系の2ショットです。この雰囲気はいつまでも受け継がれてほしいです。


プラットホームで賑わいを見せる渋谷駅構内。別れの雰囲気を何一つ感じられないのは私だけでしょうか。


ホーム上の列車案内電光掲示板。ほかの駅では直通運転開始に伴って新しいものに交換されたのですが、渋谷駅だけ未交換です。


至る所に「85年分をありがとう」という広告が掛けられていました。2004年に廃止となった桜木町駅よりも歴史があるようです。


渋谷駅の駅名票。のちに駅ナンバリングも導入されました。かなり斬新なスタイルでしたが、この駅名票ともお別れです。


渋谷駅と同時にお別れになるのが、東横線を一気に進化させた9000系です。東急初のVVVF車として、東横線を支えてきましたがその任務ももう見納めです。


渋谷駅に入線する9000系。ほんの数年前までは当たり前だった光景も直通運転を機に終わってしまうなんて誰が予想したものでしょうか。


さよならヘッドマークを付けた9000系。9000系にはたくさんのファンが押し寄せていました。


5050系と2ショット。東横線も数年前は多彩な車両が走っていましたが9000系が引退してからは東急車は5050系のみとなり、寂しくもなったりします。


9000系の特急運用もなくなり、今後は大井町線でのんびりと走ることとなります。最後の記念に撮ってみました。


渋谷駅に入線してきた5050系。副都心線乗り入れ工事も終了し、8両編成ステッカ貼付も終わって何とか落ち着きを取り戻しました。
しかし8両の特急運用も終わってしまうので、これも貴重な一枚となります。


渋谷駅は終点でなくなるため、渋谷行も見納めです。


東急電鉄のマスコットキャラクター「のるるん」のカウントダウンモニュメントなんていうものもありました。のるるんも一層人気度が増すでしょう。


【廃線】東急東横線代官山〜渋谷(地上駅) 右側車窓


東急東横線9000系9001F 渋谷発車

最後に、東急東横線渋谷駅の半世紀以上の労をねぎらいたいと思います。
お出口はこちらですよ。