横浜線205系 置き換えへ
山手線の投入以来2度目の投入路線となった横浜線。近代化を大いに促進した205系も2014年度限りで引退します。
このスタイルは永らく横浜線の顔でした。26年間、横浜線は205系のみの路線でした。
横浜線のクハ205(八王子寄り先頭車)はKE96ジャンパ線ケーブルを実装しています。
2色の帯を纏った205系もこの路線が初めてでした。のちに複数色の帯は南武線、相模線と引き継がれていきました。
1994年12月からは順次6扉車のサハ204形100番台が組み込まれました。8両編成を示すステッカが先頭車の前面についていた時期もありました。
サハ204の車内。いかにも通勤ラッシュを漂わせる雰囲気が良い具合に醸し出しています。
座席モケットは暖色系でサハ204形0番台にあった液晶画面(のちに撤去)は落成時から省略されています。
ドアは当時、最新鋭であった209系と同じ接着式ガラスが採用されました。ドアエンジンも変更されました。
台車も従来の4扉車のDT50Dから簡略化されたTR246Eとなりました。
組み込まれた位置は東神奈川寄りから2両目(2号車)です。H27編成はサハ204形0番台(サハ204-30)は山手線から転入時から組み込まれており、
H28編成は組み込まれていませんでした。
横浜線投入以降は前面に種別・路線幕が新たに取り付けられましたが、2004年のデジタルATC導入に伴い前面のみLED化され使われなくなりました。
側面の方向幕は山手線との混同を避けるため、生地が緑時になっており「横浜線」と記載もあります。当時は白字でしたが視認性の問題から黒字に交換されました。
車内全景。優先席のつり革はE233同様のタイプで他路線との違いは袖仕切り部にアクリル製の風防が追加されたことが特筆されます。
H15編成のモハ204-210で収録した動画です。区間は中山〜十日市場〜長津田(各停)です。
205系たちは全車廃車になるか、再改造で生きながらえるのか。いずれにせよ予断を許さない状況に変わりはありません。
横浜線での活躍を決して忘れることのないものになって頂けたら幸いです。
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